ひとりぼっちの宇宙戦争

ひとりぼっちの宇宙戦争

掲載

週刊少年サンデー 1975年9月14日号

オススメ度

★★★★☆

相場

500円 2010.Osaka

雑誌掲載時P数→単行本P数

24P→32P

特記事項

2色カラー&大幅加筆&表紙口絵

ヌード書き換え

ハシラ

もしきみが、ある日突然、宇宙戦士に選ばれたら…鬼才、藤子不二雄が奇抜な着想をもとに描く異色SF!!



変更内容

P コマ 変更点 変更内容
ALL ALL 設定 主人公の一人称「おれ」を「ぼく」に統一
2 4 描換え 小コマを大コマにしてズームアウト
台詞変更 「おらあ、ギャッとさけんだ。」「『源さんはギャッとさけんだ』と…」→「おらあもうウギャーッとさけんだ」「『源さんはウギャーッと叫んだ』tp…」
3 2 台詞変更 「これこれ!!」→「これこれ」
3 追加 岩を持ち上げてみようとするコマ追加
4 6 追加 「いつもこうなんだ」〜追加
8 追加 キス寸前お預けシーン追加
5 4 描換え 中コマを大コマに全面描き直し
6 1 描換え 構図変更
台詞変更 「鈴木さーん、なにしてんの。」→「あら鈴木さん」
2 追加 「そんなとこでぼんやりなにしてるの」
4 台詞変更 主人公の一人称を「おれ」→「ぼく」に※以下略
8 3 描換え より時間が止まったのを強調する絵に、ギーン…追加
4 追加 あやしい人影追加
5 描換え ダイナミックな構図に
台詞変更 「ほう、この少年が選ばれたわけか…」→「栄えある戦士に選ばれたのはこの少年か」
11 7 修正 「頭はよくないし、ほかにこれといって得意なものもないし…」が先生の台詞だったのを主人公の台詞に修正
12 1 追加 ブルーな顔のアップ追加
2 描換え よりあわれに描換え
3 描換え もう元気になってる主人公を顔を見えなくして順次元気になっていくように描き換え
4-5 追加 なぐさめるエミちゃん、ええ娘や
13 1 描換え まだ歌ってる脳天気→何かに気づいた顔に描換え
2 描換え 剣と盾だけのアップ→見入る主人公を追加
5 描換え よりダイナミックに興奮して
6 追加 どもりながら説明するシーン追加
14 1 描換え 顔のアップ→全身に

2 修正 コマを大きくして背景追加

3 描換え 大コマに
15 6 台詞変更 「時間の流れは止まっている。われわれと君だけがその外にいるのだ!!」→「起こすことはできないその男だけでなく地球全体が今深い眠りにおちているのだ」
7 追加 「つまり時の流れが止まっているのだ われわれときみだけがその外にいる」
16 1-2 追加 「時の流れの…?そんな…いくらなんでも…」「よおし!」
3 台詞変更 「まんがじゃあるまいし」→「よおし!やってやろうじゃないの」
4 追加 勇ましくいきがる主人公
9 描換え ばか口あけた顔に変更
17 1-3 追加 ロボットの登場シーンを徐々に見せて盛り上げるコマ追加
4 描換え 大コマに。前のほうが良かった。
5 描換え 困ったような困惑した顔→驚きの色強く
台詞変更 「ぼ、ぼくにそっくり…ど、ど、どうして…??」→「ぼ、ぼくにそっくり!!」
6 追加 不気味な無表情のロボットの顔アップ
18 1 描換え 大コマに。前のほうが無表情でおそうロボットの顔がシュールで面白い。
2 描換え これも元のほうが良い絵
3 台詞変更 「気がちがってる!!」→「気が狂ってる!!」
19 ALL 描換え 1P全部描換え。その際、剣と盾が左右逆になってしまっている。
6 台詞変更 「待ってくれ!おだやかに話あおう!!」→「まってくれ!」「ぼくはこんな」「一方的な話に」「のる気はないぞ」
20 1 追加 また剣が左右もどった
5 描換え 大コマに
21 1 追加 ヒヤリとあぶなかったシーン追加
4 追加 ひっくりかえるシーン追加
5 描換え 大コマに、背景追加
22 3 描換え 道路にへたり込む→仰向けに大の字
4 描換え 仰向けに
6-7 描換え 元は1コマを2コマに
8 描換え 大コマで斜面を登るように
23 1 描換え 大コマに
台詞変更 「そりゃあもう、いろいろ有効な使い道が考えられる」→「われわれの手に入れたいのは地球という惑星そのものなのだが…そうだな地球人についてもいろいろ有効な使い道考えられる」
2-4 描換え 半ページのシーンを1P一杯に大コマに
24 5 描換え 舌なめずりしながらとどめ→普通にとどめ、気絶したロボットの顔追加
6 描換え 「ググッ」追加、喉元追加
7 追加 震えるシーン追加
8 描換え 構図変更
9 追加 ロボットが気付くシーン追加
25 1 描換え 「ズブ」追加、傷を深く、初出では真っ赤な鮮血が飛び散っていた
2 描換え 背景黒→背景白、迫力減
3 追加

痛がるシーン追加

4 修正 地面にしたたる血痕を追加
5-6 追加 元はエミちゃんの家に不法侵入しながら「ぼくを殺すことしか」「頭にないんだ」の2コマのみで「君だけの武器がある」〜の一連のシーン&台詞はナシ
26 1-2
3 台詞変更 「ぼくを殺すことしか…頭にないんだ」→「ぼくを殺すことしか頭にない殺人機械なんだ」
4 描換え

鍵をかけて壁にもたれる→ドア側にもたれる

5 追加 「うそだ」〜追加
27 1 追加 廊下で座ってハアハア追加
28 1 描換え 大コマに、ペットと食料の宇宙人が全然別人。食料ではなんと生きたままで裸で恨めしそうに睨んで皿に盛られているのがたまらん。
2-4 描換え 台詞は同じで大コマに変更
29 1-2 描換え 別れのキスのシーン大コマに
3-4 追加 勇ましく飛び出すシーン追加
5 描換え 大コマに
30 1-2 追加 身構えるシーン追加
3-4 描換え ハーフサイズを1段一杯の大コマに変更
5 描換え 同じポーズ、構図のを描き直し、頭身が違うので印象が異なる
31 1-2 描換え 元の方が不気味で格好良い
3 描換え 大コマに、派手に
3 描換え 主人公の顔を見えないようにうつむせに
32 1 描換え カラーを活かした鮮血が飛び散りまくりのシーンだった
2 追加 興奮する主人公
3 描換え 大コマに、ロボットの顔が見えるように構図変更
4 描換え もっとアップの絵だった

雑記

かなり手のこんだ加筆修正が見られる

最後のクライマックスシーンはFノートでも下書きが紹介されているので確認しよう!え?持ってない、ウッソー!?あれをみなくちゃFANとして生きてる価値はないよ。このボクがそうだったのだねイ。Fノートは現代のゲタですよ!

ところで元はALL2色カラーだったのに加筆シーンもカラーっぽくみえるのだは、白黒単行本のためにカラーで描き直すのか…?

大全集2期ではどうなっているのか楽しみである。

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