イヤなイヤなイヤな奴

BIG730410.JPG - 40,527BYTES

掲載

 1973年4月10日号

おススメ度

 ★★

古本相場

 100円(2008.4.osaka)

雑誌掲載時P数→単行本掲載時P数

 22P→30P

特記事項

 表紙2色カラー

ハシラ

 高評、藤子氏劇画シリーズ第2弾!

巨大ロケットによる長期旅行(ロングトラベル)、未来人のであった異常トラブルとは!?

 


変更箇所

P コマ 変更点 変更内容
1 1 カラー 2色カラー
5‐7 ALL 構成変更 P下半分だったレビアタン号の全体像を見開きにして上半分にあったコマを5Pにまとめてある
10 3‐5 追加 3コマ追加
11 6-7 追加 2コマ追加
13 4-7 追加 4コマ追加
16 1 追加 1コマ追加
17 7 追加 1コマ追加
21 4-5 追加 2コマ追加
22 1 追加 1コマ追加
8 追加 1コマ追加
23 2-6 追加 5コマ追加
24 1-4 追加 4コマ追加
25 1 追加 1コマ追加
26‐28 ALL 追加 3P追加
29 1 修正 ピーポピーポの擬音追加。パトランプ追加。

 

雑記

雑誌版でしか見られない絵とかはほとんどなく、ミズモリを取り逃がした「どこへ逃げた!」というキヤマとキンダイチの泣きっ面の1コマのみ。

しかし圧巻なのは後半のスピーディーな展開なのであります。

初出では以下のように展開されます。

「ムックはたべたよ。うまかったなあ。」

「やっちまえ!」

「どこへ逃げた」

「機関室にもぐりこんでいます」

とリンチから制御弁までの展開を4コマでやっちまいます。リンチの次のコマがもう逃げた後でキヤマが悔しそうに「どこへ行った」とか抜かしています。リンチ相手をいつの間にか見失うなんてどんだけ無能なんでしょう。

「そして地球着まであと5日間交代で見張り続けようぜ」の次をめくるといきなりトーキョースペースポートになります。間の3P何もなし。展開早杉。

このあまりの展開の速さはP数を勘違いしてたのか勘ぐりたくなります。ともかくF先生も不満だったのか8Pも書き足してくれている思い入れの不快作品なのかもしれません。

それと悪しき批判の的の「じゃばら袖」追加シーンにはもちろんみられますが初出でもコマによってはじゃばらっています。

じゃばらの台頭は83年頃といわれていますがこの頃からその兆候がみられたのです。じゃばらのコマは書き足しだよ、とかいう通ぶったニワカファンにはご注意を!!

それと同時収録のほら穴の女が結構面白かったです。おわり。

 

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