未来ドロボウ
掲載
週刊少年サンデー1977年9月11日号
オススメ度
★★★★☆
相場
500円 2009.OSAKA
雑誌掲載時P数→単行本P数
30P→35P
特記事項
表紙に口絵アリ、描換え多数
ハシラ
現在の自分に絶望してしまった少年学!!
未来を、人生の成功者である老人と交換してみたのだが!?
変更内容
P数 | コマ | 変更点 | 変更内容 |
1 | ALL | 修正 | タイトルと絵の位置を交換 |
3 | 3 | 描換え | アングル変更 |
9 | 7 | 描換え | 若干遠景に、ジャバラ、ジャバラ… |
10 | 2 | 描換え | 歩く方向逆に。雑誌の方が不気味。 |
5 | 描換え | アングル変更。 | |
6 | 追加 | …この服どうなってんだ? | |
11 | 1 | 描換え | 部屋を立派に…って、誰?お前…? |
5 | 描換え | 体のバランスおかしいぞ!ジャバラ! | |
12 | 2-3 | 追加 | 朝の風景追加 |
4 | 描換え | 大コマに。 | |
台詞追加 | 「やるか…。」「ひさしぶりに…。」 | ||
5 | 修正 | 大コマにして背景修正 | |
13 | 3 | 追加 | 「はーるがきーた〜」のクルパー描写追加 |
14 | 4 | 描換え | いきなり抱きつく危険ジジイ→わなわな震えるボケ老人へ |
台詞変更 | 「おかあさん!!」→「お、お…おかあさん!」 | ||
5-6 | 追加 | W助けてを追加 | |
15 | 7-8 | 追加 | だから頭身おかしいだろ、ジャバラ! |
18 | 7 | 追加 | 追われる徘徊老人 |
19 | 1-2 | 追加 | 格好イイ執事 |
3 | 描換え | 大コマに。 | |
20 | 3 | 描換え | 大コマ、立派な寝室 |
5 | 修正 | 背景のベッド追加 | |
21 | 1 | 描換え | 大コマに。屋敷の大きさを強調。 |
2 | 台詞変更 | 「ふうんいいな…」→「ふうん成功してよかったですねえ。」 | |
3 | 台詞変更 | 「住んでみたらさほどでもない」「むしろわしにはきみがうらyましいよ」→「さあねよかったのか悪かったのか…」 | |
4-5 | 追加 | 「少年老いやすく〜きみがうらやましいよ…。」まで追加 | |
22 | 1-2 | ||
23 | 1 | 描換え | ジジイの喜びをダイナミックに。執事を追加。 |
2-6 | 構成変更 | 元は「こんなのいやだよう」「元にもどしてよう」「安静時間です」「うちに帰りたいよう」「あ〜ん、おかあさん!」と回想と現状が入り乱れる構成だった | |
24 | 1-2 | ||
25 | ALL | 追加 | 元は広告スペース |
27 | 2 | 台詞変更 | 「なにが書いてあるんだ!?」「じいさんはおたがいうらやましいんだから入れ替わろうという…」→「記憶の交換により僕はじいさんにされ、この家に閉じ込められ…。」 |
2.5 | 構成変更 | ここから回想シーンへ「入れ替わるって…脳みその取り替えっこでもするの?」「その必要はない。記憶の交換だけで充分だ。〜人格交換が完成するわけだ」「さ、なにも怖いことはないんだよ」 | |
描換え | ここの回想シーンは全面描直し。マシーンの形も違う。 | ||
3 | 台詞変更 | 「SF小説の原稿じゃないか」→「くーだらない!!」 | |
5 | 描換え | サングラス→メガネ。涙目に。 | |
6 | 描換え | アングル変更 | |
7 | 描換え | 窓をしめながら「お食事でございます」→ロックする手のアップ。 | |
8 | 描換え | 頭抱えながら寝床へ入る絵→台詞だけの絵 | |
台詞変更 | 「食いたくない」→「いらん」 | ||
28 | 1 | 追加 | スネるジジイ |
2 | 描換え | 頭をかかえるジジイと勝手なことを抜かす執ジジイ→執事の一方的なしゃべり | |
3-4 | 追加 | 執ジジイの台詞プラス | |
2-4 | 台詞変更 | 「気晴らしが必要ですな」「映画でもとりよせましょうか、70ミリ映写室があります」「それとも楽団を呼んでお好きな弦楽四重奏でも…」「ほっといてくれ!頭がガンガンする!!」→「失礼ながら〜すごしていただきたいのです。」 | |
33 | 1 | 描換え | 大コマに |
2 | 追加 | 意義を唱える執ジジイ | |
5 | 描換え | 二人の会話→屋敷をバックに台詞だけ | |
34 | 3 | 描換え | 記憶入れ替え装置を描き換え |
4-5 | 追加 | ||
8 | 描換え | 遠景に | |
35 | 1 | 描換え | 若干大コマに |
5 | 描換え | 大コマに。アングル変更。 |
雑記
全体的に大コマにして屋敷の大きさを際立たせるように描き直されている。
しかしそれらはニックキ『ジャバラ肩』なので気分を害される方は精神衛生上から初出誌を読む事をオススメする。
ママの頭身がやばい事になっていたり、この肩どうなってんだ?ってコマが目につく。
また加筆による最大の失敗は、11P目の1コマ目!主人公の顔を間違えて完全に別人だ。
俺達はアシの描いたキレイな屋敷なんて見たくないんだ!
F先生の描いたいきいきとしたキャラをアップで見たいんだよー!!
表紙の口絵の主人公の顔もちと違うのはご愛嬌。