ルポマン

ここはルポ漫画とそのときの怪子録のページです。 

藤子不二雄A展in京都

藤子不二雄A大垣女子短大

横山教授講演会

たてかべかずやトークショー

関西藤子マニア座談会2005

ぽ○っととの抗争


藤子不二雄A展イン京都&中川兄弟トークショー

ATEN.JPG - 87,953BYTES藤子不二雄A展

  藤子不二雄A展は2004年8月7日から17日にかけて品川ブリンスホテル・エクスタシータワー5Fメインバスケットホール※1で開催された「まんが道 藤子不二雄A展」の京都版だ。関西在住の私はまだ一貧乏学生でもあり東京品川まではとても出張できずにやきもきしたものだが4月24日に京都で開催されると知り、喜び勇んではせ参じたものだ。昨年行われたNU封印作品読書会※2で知り合った年賀状フレンド(年賀状・暑中見舞いを出し合うだけのライトな関係)のUA氏と一緒に見に行った。

  A展は京都駅出てすぐの伊勢丹の7階で行われた。開店前から藤子マニアと思われる怪奇な集団がたむろしていた。先のNUイベントで見知った顔もいくらかいたがいかんせん人の顔と名前を一致させておぼえない主義の私は誰が誰だかは良くわからない。だから一方的にどうもこの前会いましたね黒幕ですと勝手に合流させていただいた。そのコロあたりからNUや月間ぽ○っとで徐々にキチガイの頭角をあらわし出していたので名詞代わりになった。

  初めてみる原画はすばらしく、…なんて言うかその…ふふ……勃起しちゃいましてね。好きなところだけ切りぬいてしばらく飾ったりはしませんでしたがネィ!

特に黒ベエや分裂の花あたりの絵師としての最頂記のころの作品のタッチは輝いて見え、週間少年ジャンプ展での生原稿展なんかは単行本に載ってる方が綺麗に思えたものですがさすが生原稿の迫力は違うなと拙者モーレツに感動したぞっストライダム!しかしUA氏はこれはアシが色を塗っただのこんなの俺でも描けるとか抜かしていたよ。

  ブラック短編で見られる写真コラージュした原画が生では綺麗にくっきり見れてまんがNO.1の大○○より鮮明であのブラック短編の手法は印刷技術の未熟な時期ならではの効果と納得。最近ならパソコンで処理できるんだろうがツマランねぃ。

  笑うせえるすまんのイメージボードやカラー原画は最強。なんか有名な?作家が昔に出したファンレターとかは正直どうでもいい感じ。こんなの置くならもっと狂人軍とか野蛮人とか載せるべきものがあるだろと思った。映画のハットリの宣伝も蚊取線香とかいうSMAPとかいうお笑い芸人の「拙者、ハットリカンゾウ!」とか言う台詞が延々コマーシャルされていてウザイこと野比のび太。なんか多動児が幼稚園のお遊戯ではしゃいでるのをしらけて見ている気分だたネィ。なんかオバはんが添乗さん読んで大笑いしてたのがファン心理で嬉しかたあるよ。リメイク版のハットリくんとか過去の汚点まで展示してるのはイヤだったけどこれも受け入れるべき歴史として直視することにしたネィ。あと、開催のお祝いの花がいろいろあったけど藤子プロからは無かったよ。オバQはあったのに。グッズ全般に興味はないが記念に魔太郎の複製原画とのーとを購入。ノートはタダで配ってるんだったかな。

トークショー

  中川兄弟とのトークショーは吹きさらしの階段で行われて一時間前から待ったが春というのに寒かった。藤子マニア連中となんかしゃべりながら待ってると後ろはいつのまにか超満員。はたして中川兄弟っていう(2007年1月の今の時点でもう消えたかな?)ヤツの集客能力かA先生の集客力か…A先生登場時の歓声より中川兄弟の方が大きかったよ。しかもアホみたいにムキー!ってしずちゃんみたいなミーちゃんハーちゃんの黄色い声援。ファン心理で腹立たしかったよ。司会のパー女はパンツも見せないのにA先生のことを手塚先生と間違えて呼んでた。お前ワザとか?中川が司会すりゃよかったのに。ほぼA先生がしゃべりっぱなしで聞き役に徹してる謙虚な態度には好感をもてた。台本のある漫才師※3がずっとアドリブで描いてきたA先生と対等に話せるわけもないか。ポスターも無理にお願いしたら描いてもらえてカンゲキとかかなり喜んでたみたいだし。

  話は焼き鳥疑惑や宮沢りえとの関係の話とかどっかで読んだガイシュツの話が殆どだったけど御本人からの口から語られたら一言一言聞き入ってしまうネィ。殆ど覚えてないけど。マボロシ変太夫への思いを語るときは変太夫ファンとして目頭が熱くなった。初めて生A先生を見れて感激。

 その後マニア連中と連れ立って居酒屋に。そこで石塚不二夫※3と初めて会ったんだけどそん時は彼がそんな凄いヤツとは思わなかった。彼の噂の名刺も貰った。もう捨てたけど。明日死脳さん※4ともお会いしたっけ。そん時はまさか彼があんなことになるなんてさっぱり思わなかったよ。その日は終電で帰ったけど後で聞いたらA先生とばったり顔あわせたらしいので残ればよかった。後悔はしない公開はしたけど。

 それで長々と何が言いたいかというとこれのどこがA展の感想の絵なんだ?って言うことが言いたいわけ。


大垣女子短大特別講義「漫画のできるまで発想から製作へ」

OOGAKI.JPG - 94,117BYTES

  2005年6月に行われた大垣女子短大の特別講義に初参加!その後は赤塚不二夫のブレイン(軟化してるけど)の長谷○夫氏と岐阜漫画研究会の方々と一緒にのみ赤塚話や最近の漫画研究会がドーヤコーヤって話してた。そん時初めてきいたブログって単語がなんのことやらわからんかった記憶が。流行にはいつも乗り遅れる主義です。今回ここに参加したことから後のイベント※5への参加に広がっていったターニングポイントゲットー!この数日後会社リストラされたのもイベントに参加する重要なファクターになりまさにこの頃は神の見えざる手によって世界が回ってた感じ。写真がA先生に奉納したひっとらあ伯父サン毒水グラス。タクシーに置き忘れられたとしても本望。

DOKUMIZUGRASS.JPG - 25,248BYTES

これが毒水グラス アルコールは人間を堕落させる毒水だあー!!

 


富山大学名物教授ビッグ・横山特別講義

YOKAOYAMA.JPG - 129,902BYTES

横山教授、自称‘ドラえもんの第一人者‘彼の退屈な講義を聴きに全国から40人もの猛者が集まったのだ!

彼のドラえもんに対する情熱は明らかに方向性がおかしい。彼はひたすらドラえもんの原作のコマの数を数え、台詞を抜き出しデータベース化している。そのために研究費をネットオークションにつぎ込み原作を収集する。退屈な講義を聴いても一体そのデータベースの構築の先に何があるのか、全くわからない。ともかく今はデータベースの構築が一番と言う、後進の研究者のためにも必要なことらしいが、彼の研究室に入った学生はひたすら台詞を打ち込む作業を無償で強いられるのが耐えらず皆やめていっているという。

YOKOYAMA2.JPG - 111,874BYTES講義を聴けば聞くほど彼への不信感はつのるばかりだ。

「私はドラえもんの第一人者といわれてますがこんなもの3年も続ければ馬鹿でもちょんでもなれる。」

「この本は編集がまとめた文章にあうようなドラえもんの話を持ってきただけ。こんなもの実質6時間あればかけます。ちょろいもんです。」

「私が書いた文章が(編集に)勝手に直されている、私にはこんなにいい事は言えない。」

「ぼくらのドラえもんと言う題だったのに出版社にドラえもん学と言う題にされた。題名が悪い。売れなかった。ネットではこれで論文を名乗るなと酷評された。全部題名のせい。」

 とにかく金のために人気あるドラえもんの研究でもするかーという印象。

さらに本当に読んでるのか怪しくなるツッコミ所満載の発言の数々

「名作劇場のジャックと豆の木にはスネオが出てくる。あの足の豆は秘密道具にカウントしました。」

「2112年ドラえもん誕生は藤子先生がこれが決定版と言ってるのでアニメだが原典に含みます。」

「安孫子先生はどの話を書いていたのでしょうか?」

「手塚治虫のスターシステムを使っていたのでしょうけど藤本先生はいったいどれくらいまで描いていたのでしょうか。ネームは全部やっていたとは思うんですが。」

「ぼくドラえもんという雑誌をみて驚きました。全部集めたと思っていましたが全く知らない作品が出てきたのです。まだ知らない話があるのかもしれません。」

ところでこの上のイラスト、横山教授とは全く関連はないが、このときの富山ツアーの主催者がモデルなんすよ。ニューイヤー星の従順な女の子でも相手にされない哀れな40歳の童貞男を表したものw。この意図を察知した読者はいなかった。

「このイラストの興奮している男性が何を表すのか何人かで頭をひねったけどわからず。黒幕さんの自画像だろうと結論しました。」なんて反応、ニャローてめーら、戯れ男の茂手内先生もしらねえのか!?これがぽ○っとクオリティー!!

この文がぽ○っと幹部への不信感をはぐくんだ結果になったのねん。


立壁和也トークショー

TATEKABE.JPG - 155,159BYTES

 

 京都三行大学の文化祭に旧ジャイアンのたてかべかずやがリサイタルする云うのでのこのこ見物に行った。

 実行の司会二人が本当にダメダメ。素人であることを考慮しても最低の出来であった。はっきり言って居るイミが解らない。

俺ドラえもんって見たことないんですよ。

無理やりやらされた感がぷんぷん匂うぜ!

替え歌を披露

俺はジャイアン 元ジャイアン

天下無敵の初代だぜ

のび太スネ夫とはもう会えない

けんかスポーツもうやめた

歌もうまいが

「くそー!もう歌ってなんかやるもんかー!!」

…一言言わせてもらうが、

あやまれ!肝付兼太にあやまれ!初代は彼のものだ!

 

このおまけは…なんなんでしょうね?

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※1…品川ブリンスホテルはあの氷見に資本をもつ大ホテルチェーン。そのマスコットキャラ氷見サカナ紳士録ブリンスくんは余りにも有名。

※2…2003年に大阪国際児童文学館で催されたNUの読書会。シンジュク村や狂人軍や田園交響楽などのA封印作品とろぼけっとやてぶくろてっちゃん等のF初期幼年ヒーロー物の読書会。ウラウラベッカンコや藤子CM集、魔美パイロットフィルム等の上映も行われた。

※3…座談会記事、NUボツインタビュー参照されたし。

※4…かつてのカリスマ藤子ファン。ゴーゴー氏。製作秘話「黒幕連合」の成り立ち参照。

※5…富山ツアー、愛知万博ミス・シュガー追っかけツアーに参加し、のちのちの関西懇親会につながって行く。

inserted by FC2 system