旅人還る

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週刊漫画アクション スーパーフィクションスペシャル 81年3月7日号

おススメ度

★★★★

相場

300円(2007.Osaka)

雑誌掲載時P数→単行本P数

20P→30P

特記事項

大幅描き足し!

ハシラ

本格SF巨篇



変更箇所

P コマ 変更点 変更内容
ALL
修正 背景の宇宙の星を雑誌版時より少なく修正
3 1 台詞変更 「何ヶ月か何年か……地球上では何万年か何十万年…ひょっとして何百万年…」→
13 1-3 追加 去っていく恋人のコマ追加
5 描き変え 片手→両手に。裏表を逆にして効果UP。
7 追加 「未練だな…」追加
14-23 ALL 構成変更 元は2Pを10P(見開き真っ黒含む)に大幅加筆!使用されたコマは3/11
@ 元台詞 「全ての星が不可視領域に入った」「船の速度も限界に達したらしい」
A 元台詞 「竜宮の一日が地上の百年にあたるという…」「ぼくは浦島太郎になったのだ」
B 元台詞 「月日が音を立ててながれていく…そんな実感も遠いものになった」「読書もゲームもおっくうだ」「時々目覚めてまたすぐコールドスリープに入る」
C 元台詞 「テレスクリーンの静止画像が満点の星を見せてくれる」「どうやら船は銀河の中心部核恒星系を通過中らしい」
D 元台詞

「銀河を抜ける」「新たな銀河に入る」「宇宙はどこまでも等質であるといったのは誰の説だったか」「くり返し……くり返し……果てしのないくり返し……」

E 元台詞 「チクバが地球を発って50億年」「経過したことを告げる」
F 元台詞 「おそらく地球はすでにない」赤色巨星と化した太陽に呑まれ……」
G 元台詞 「それがどうした」
H 元台詞 「膨張しつつあった宇宙が収縮に転じたらしい」「やがては全ての空間が一点に斂され……宇宙は無に帰るのか」「それもよかろう」
I 元台詞 「船の進路に微妙な狂いが生じ始めた」「強力な重力場に引きつけられているとチクバは言う」「ブラックホール?」
J 元台詞 「ぼくは最後のコールドスリープに入った」
24 修正 背景ベタ→宇宙に変更
25 3 台詞変更 「ブラックホールを抜けて〜」「振動宇宙説の予言した通り再び開闢のビッグバンがあって宇宙が生成したのか」「素粒子1つ1つにいたるまでそっくりそのままに……」と1コマで説明したyってた
27 5 追加 着陸シーンと「地球の大気だ」の台詞追加
28 1-4 追加 ここでの台詞はすでに1コマで説明済。出発した山が近いのを発見するシーン追加。
29 2 追加 へたり込むシーン追加。
3 描き換え 恋人のポーズを変更。
4-5 追加 恋人に気付くシーン追加
6 修正 元のコマの下半分をカットして小さく。
7 描き換え 元は逆アングル。両者後ろ向きでしかも近い。
30 2-3 追加 鳴く恋人、声をかける怪しいおじさん。
4 台詞削除 「帰ってきたんだよ」の台詞をカット

 雑記

20Pを実に30Pにも1.5倍も増量。

なので雑誌版は非常にシンプルでさらっと流している感じ。

印象的な見開きベタは流石に雑誌では実現出来なかったのだろう。おんなじ構図が2P並ぶ印象的なシーンも追加だ。

チクバとの会話でビッグバンいらい宇宙が膨張している話とか地球を見て涙する主人公とかみ〜んな単行本時の加筆という男前っぷり。

「それがどうした」の所の主人公の顔が狂気入っててちょっとこわいぞw

他に載っているSF漫画も面白かった。最近こういう雑誌なくなったねえ。

 

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